「100万円貸して!」友人からの突然のLINE、その真相とは…
3人での話し合いは最悪な結果に
実際にSさんと会った新田さんは、とてもにこやかでハキハキと話します。その姿は、Hさんが信頼してしまうのも納得できるほど。
しかし、Sさんに話を聞くと、そこには矛盾ばかり。仕事の内容も、利益が発生する理由も曖昧で、矛盾があるたびに新田さんは指摘を続けました。
しつこく矛盾を指摘してくる新田さんに、とうとうSさんは怒りをあらわに。それに対し、「大切な友達をだまそうとした人に怒る資格はない」と新田さんが怒ると、最終的にSさんは「だまされるほうが悪い」と逆ギレして、その場を去っていきました。
「Hは終始泣きそうな顔でその様子を見ていましたが、Sさんが逆ギレして帰っていった後に、ごめんと謝ってきました。Sさんのことも同僚時代から信頼していたようなので、ショックを受けているようにも見えましたね」
今でも心配な友人。だけど…
その話し合いから少しして、Hさんから新田さんへLINEが届きました。冷静になりよく考えたHさんは、Sさんがおかしかったことに気付き、一部始終を同僚に話したとのこと。
すると、会社ではSさんが詐欺を働いていることが噂になり、少額ながらだまし取られてしまった人もいると聞いたということでした。
「だまされる前に気づかせてくれてありがとうと感謝されました。さすがに今回ばかりは、人を疑うことを覚えろと少し叱りました。これまでこういうことは何度もあったので、これで少しは警戒してくれるといいなと思います」
それからしばらく経った今でも、Hさんは新田さんにお礼を言ってきます。そして、少しでも怪しいと感じた話を、新田さんに確認するようになりました。新田さんは「だまされるよりも慎重になりすぎなほうがマシ」と、Hさんに付き合っているそうです。
<TEXT/つる>
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