28歳女性、副業で月10万円の売上。ネット販売のコツは“インスタ活用”
お店のハッシュタグ効果で、ファンも増加
「ヘアバンドやかぼちゃパンツなどの布小物を作っている友人と一緒に、最初は地元のフリマイベントや、手作りのものを中心とした即売会で販売を始めました。実際に手に取って見られるのが良かったのか、思っていた以上の売り上げができたんです。何度か出店していたら、リピーターさんも増えてきたので、購入者に手作りのショップカードを配りました。そこに、お店のSNSアカウントを載せて、フォローを条件に、割引サービスを開始しました」
ネット販売にうまくお客さんを誘導することに成功。まさに対面販売とSNSをうまく組み合わせて、「また買いたい」と思う仕組みを作ったのが功を奏したといえます。
「なかにはInstagramでお店の名前にハッシュタグをつけて投稿してくれるお客さんもいて、アカウントのフォロワーも徐々に増えました。今はもう一人アクセサリーを作る友人が加わって、3人のグループでやっています。全員ともフルタイムの会社員なので、アクセサリー販売は主にネットです。対面販売はイベントのみで、あとは知り合いのお店に数点置かせてもらっています」
好きなことだから続けられる
初めは趣味で作っていたアクセサリーが、定期的な収入につながっていったという洋子さん。SNSの活用法も、個人ではなく、グループで更新しているため負担にならないといいます。
「友人のセンスが良いので、私の拙い作品でも素敵に撮ってくれたり、ラッピングにも凝ってくれたのが、リピーターが増えた理由かもしれません。みんな本業があって、かつ好きなことだから続けられるのかもしれませんね」
今回はSNSの活用がうまくいったケースですが、これからはますますSNSを通じて趣味や特技が生かせる時代になっていくのかもしれません。
<取材・文/池守りぜね イラスト/もがみやなつき(@onatsu_moga)>