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「あわや職場クラスターか」出社禁止令を無視した課長に向けられた厳しい目

学び

 世のサラリーマンたちの働き方を変えてしまった新型コロナウイルス。緊急事態宣言中は出社禁止という措置を取っていた会社も少なくありませんでしたが、解除後も出社勤務と併用する「まだらテレワーク」を続けている企業が多いようです

電車を待つビジネスマン

画像はイメージです(以下同じ)

社員の出入りが禁止になるが…

「ウチの会社も3月下旬から2か月近くの間、テレワークでした。ただし、最初のうちは出社禁止になっていなかったので、自主的に出勤してオフィスで仕事をしている人もいました」

 そう話すのは、産業機械メーカーに勤める鈴木恵和さん(仮名・29歳)。しかし、緊急事態宣言が出されると会社側は、本社や支社、営業所への社員の出入りを全面禁止に。これによってオフィスで仕事することはできなくなったわけですが、それを無視して会社に出勤していた人物がいたそうです

「直属の上司である課長です。本社や支社は簡単に出入りできないようになっているのですが、私たちの職場は雑居ビルの中にある小さな営業所。課長はカギを持っているので、会社がいくら出社禁止にしてもオフィスに入ることができます」

オンライン会議の背景がおかしい

ノートパソコンとビジネスマン ボディーパーツ

「実は、オンラインの会議や打ち合わせの際、課長の背景がどう見てもオフィスの会議室っぽかった(笑)。もちろん、それを直接聞いたりはしませんでしたが、部署の仲間とは『絶対会社にいるよね』って課長が参加していないグループチャットで盛り上がっていました」

 それでも仕事自体に支障はなく、課長に対する恨みなどもなかったため、鈴木さんも同僚たちも見て見ぬフリをしたとか。

「パワハラをするような方じゃないですし、基本的にいい人。子供が4人もいて、『家にいても落ち着かない』って話していたことがあり、自宅でテレワークできる環境じゃないから会社に来てるのかなと思ったんです」

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