新iPhoneは未発表!それでも注目すべき「次世代OS」の機能まとめ
新OSの登場で飛躍的に進化するApple Watch
WWDCで印象的だったものは、意外にもWatch OSのアップデートでした。watchOS 5の登場でApple Watchで、今までより多くのことができるようになります。Apple Watchで新しくできるようになったことをご紹介します。
■アクティビティを友人と競争可能に
アクティビティのシェアに加えて、友人と1週間の達成度合いを競争することが可能になります。アクティビティの達成度合いに基づきポイントが加算されるようになっており、そのポイントで競争します。
競争の最中は、スコアに沿って、あなたが競争相手をリードしているのか、それとも後れを取っているのか、アラートで教えてくれるようになっています。
あなたが家に帰るまでにどのくらい運動しなければならないのかということを、逐一知ることができます。そして、勝利すると、トロフィーが授与されます。
■ワークアウトの自動検出
Apple Watchは、あなたの動作を検知して、アラートであなたにワークアウト・アプリを起動させるように知らせてくれるようになっています。
また、クール・ダウンをしているときに、ワークアウトの終了を思い出させてくれるようにもなっています。ワークアウトの開始と終了は忘れてしまいがちなので、この機能が欲しかったという人は、多いのではないでしょうか。
■ランニングに関するアップデート
ターゲット・ペースを設定すると、Apple Watchがあなたの手首をタップして、あなたが望むペースを上回っているのか、それともあなたが望むペースより後れを取っているのかを知らせてくれます。
そして、タイムやアベレージを、いつでも確認できるようになっています。加えて、watchOS 5では、1分ごとの歩数を確認できるようになりました。
■純正のポッドキャストアプリが登場
Apple Watchで、お気に入りのポッドキャストが視聴可能になっています。iPhoneで購読しているあなたが好きなストーリー、パーソナリティー、そしてニュースを、同期してApple Watchで聞くことができるようになりました。
■一対一の会話の新しい形
ウォーキートーキーというアプリで、Apple Watchを持っている者同士であれば、一対一の会話を簡単に楽しむことができます。コンサート会場にいるときや、混んでいるビーチで誰かを探しているときにも、タップするだけで瞬時につながることができます。
■Siriの学習機能
Siriがあなたのことを知れば知るほど、適した場所・適した時間に、あなたに適したコンテンツやショートカットを提案してくれるようになります。
■「通知機能」の改善
通知機能が改善され、アプリを立ち上げることなく操作することが可能になりました。これで、今までよりさらにスムーズに支払いなどを済ませることができるでしょう。
■IDカードとしても使用可能
さまざまな場所で、IDカードとしても使用可能になります。アメリカのいくつかの大学ではApple Watchが学生証となり、図書館などの施設の利用する際のIDカードとして機能するそうです。日本の大学で採用されるかどうかは、現時点では判明していません。
新製品の発表ナシ!メジャーアップデートは期待大
iOS 12とwatch OS 5のアップデート内容について網羅的にご紹介しました。
アナウンスされたiOS 12とwatchOS 5の新しい機能によって、私たちの生活がより便利に、そしてより豊かになることでしょう。なお、iOS12は今年の秋にアップデートが始まる予定となっています。
なお、macOS Mojave、Appletv 4Kに関するアナウンスは公式サイトを参照してください。
また、iOS 12とwatchOS 5に関するインフォメーションで、本稿では紹介していないものについても同様に公式サイトを参照してください。
<TEXT/湯浅肇>