餃子の王将、コロナ外食不況でも健闘している理由
王将フードサービス「ホワイト/ブラック度」判定
王将フードサービス:★★★☆☆
地道なコスト改善の努力と、消費税増税対策だったテイクアウト・デリバリーの強化が、外出自粛の動きに際して「純利益26.8%増」に貢献しました。特に決算短信・決算説明資料・月次報告など各種資料から「現場でさまざまな試みをたくさん積み重ねていること」がわかります。
キャンペーンについては「キャンペーン期間・キャンペーン名・施策概要・ポスターの画像」を全て添えて説明しており、「資料を見れば実施施策がイメージできる」レベルまでまとめられています。この報告スタイルは継続していただけると嬉しいなと思いました。
しかし、その一方で、給与水準は悪くないものの、現場の施策の量が多く、店舗運営にしわ寄せが来ている印象はぬぐえませんでした。また、判決などは明確に出ていないものの、2013年に「ブラック企業大賞」にノミネートされている事実は考慮すべきです。
また、2013年12月に当時社長が射殺(2019年末時点でも未解決)。市場の不安材料となり株価にマイナスの影響を与えた点も考慮したことも踏まえて、最終的に★3としました。
<TEXT/アラートさん>