社内恋愛で結婚する夫婦が多いように、会社の中で知り合い恋愛に発展するケースは少なくありません。今回はそんな社内恋愛をめぐる、ある男性とその同僚間で起きたLINEトラブルについてご紹介します。

※イメージです

社内の気になる女性

　吉沢慎太郎さん（仮名・26歳）は、某食品メーカーで企画部に所属し、さまざまな部署と連携を取りながら仕事をする毎日を送っていました。そんな吉沢さんは、営業部に所属するTさん（女性・25歳）と仕事で何度もやり取りをするうち、彼女に好意を寄せるようになったのです。

「Tさんは新入社員の頃からとても仕事が出来るタイプでしたが、それを鼻にかけることもなく社内の誰に対しても優しい女性でした。だから、社内でも密かに好意を持っている人はたくさんいたと思います」

　そんな吉沢さんとTさんですが、すでにLINEの交換もしておりプライベートなことも少しずつ話ができるような仲に進展し始めていました。吉沢さんは時間をかけてTさんに好きになってもらおうと考えていたため、そこまでガツガツとアプローチをすることは控えていたといいます。

同僚に恋心を打ち明けたら…

　ある日、吉沢さんは、Tさんとも面識があり同じ部署で働く男性のMさん（28歳）と、会社帰りに飲みに行くことに。Mさんは年上ながら中途入社組で、吉沢さんとほぼ同期という関係性で、年齢に関係なく仲良くしている相手でした。

「少しお酒が入ってほろ酔いになった頃、Mくんと恋愛の話をしたんです。そこで、Mくんに好きな人はいないのかと聞かれ、ポロッとTさんのことが好きだと話してしまって……。付き合えるか失恋するまで黙っておくつもりだったんですけどね」

　その後、Mさんには、Tさんとどこまで進展しているのかなどを聞かれ、今まで誰にも話していなかったLINEでのやり取りなどを打ち明けたのです。しかし、このことがトラブルの原因になるとは、吉沢さんも想像していませんでした。