「コロナ破局」した男性たちに聞く、デート自粛の大ダメージ
マッチングアプリで知り合った女性
マッチングアプリで知り合った彼女と、そろそろデートしたいと思っていた佐野清一さん(仮名・26歳・金融機関勤務)は、コロナ騒ぎで彼女が田舎に帰ってしまい、関係が終了してしまったようです。
「アプリで知り合った子で、見た目も超タイプで趣味も合うし、運命なんじゃないかって思っていました。でも彼女は医療関係の仕事をしてたからか、異常にコロナに警戒していました」
こんなご時世ですが、清一さんは「密集したところじゃなければ大丈夫」と考え、個室があったり、広くて開放的な飲食店でのデートに、彼女を誘っていました。しかし――。
「このあいだ、仕事を辞めて、実家のある四国に帰ってしまいました。四国はまだ感染者数も少ないので両親から強く言われたみたいです。聞いた時は頭が真っ白になりました。ショックでしたね」
田舎に帰ってしまい…関係が終了
とはいえ、今は都内の人が田舎に疎開することは、感染拡大の原因になってしまうため、自粛の呼び掛けが続いています。
「そうなんですよね。でも彼女はそこまで考えてなかったように見えます。相談もしてくれずに勝手に決めて行ってしまったので……。こちらからのメッセージに返信もありませんし、まぁそこまでの関係だと思われていたのかもしれませんが」
肩を落とす清一さんですが、最近はリモートでの出会いも盛り上がっています。次は良い出会いがあるはずです。
経済に甚大な被害を与え続けているコロナは、恋人たちの関係にも影を落としてしまっているようです。明るく楽しく外でデートを楽しめる世の中に、早く戻ってくれることを願うばかりです。
― 特集 新型コロナ・若者の憂鬱 ―
<取材・文/白戸ミフル イラスト/パウロタスク(@paultaskart)>