新型コロナで広がる「キャッシュレス決済」結局おすすめはどれ?
「キャリア系」決済サービスを推奨
しかし、キャッシュレス決済を利用したいけれど、どれを入れていいか分からない人も多い。そんななかで美崎氏は、NTTドコモやau、ソフトバンク(PayPay)といった「キャリア系」を推奨する。
「個々人の生活環境によって利用すべきサービスが異なるので一概には言えませんが、自分が使っているキャリア系のスマホ決済を入れておけば、将来性、利便性のどちらでも間違いはありません。
逆にメルペイなどの物流系のサービスは、意外と限られた店舗しかお得に使えません。それでも悩む人は、まずは最寄りのコンビニエンスストアやスーパーマーケットで使用可能なスマホ決済をダウンロードするとよいでしょう」
失敗しない「クレカの選び方」
また、スマホ決済というとPayPayなどのQRコード決済をイメージする人も多いと思うが、実は今、熱いのはクレジットカードだという。
「クレジットカードのキャッシュレス対応、スマホ決済化まで今後かなり進展します。Apple PayやGoogle Payに紐付けて10枚以上を使い分けて、お得に買い物する時代はそんなに遠くないと思います」
おすすめのクレジットカードは、JCBやアメックス。逆に海外に出張や旅行が多い人は、キャッシュレス対応という観点ではVISAカードの登録はおすすめしないという。
「現状VISAはApple Pay(アプリ・Web上での決済)に対応していないので利便性が悪いです。特に海外ではまったく使えなくなるので、注意しなければならないでしょう」
また、電車通勤が多い都心在住者にとってはマストなのが交通系のクレジットカード。JR系や私鉄のクレジットカードを作っておくことで、自動チャージが可能になり、毎日の生活がスムーズになる。またiPhoneユーザーならApple Payで「Suica(スイカ)」を取り込むと便利。オートチャージ設定ならSuicaのチャージ時にポイント3倍の還元率1.5%で利用できる。