“部下いじめ”が蔓延する職場。社長に直訴したら残酷な一言が…
それまで普通だった企業がブラック化するのには、経営状況の悪化や経営陣の刷新など様々な理由がありますが、中には「経営陣が奇妙な方針を取った」という例もあるようです。
澤谷幹也さん(仮名・29歳)が以前勤めていたソフトウェア会社は、現場の社員を蔑(ないがし)ろにする劣悪な職場だったそうで……。
同期が罵倒される不可解な理由
「部内に同期がいたんですが、毎日マネージャー(部長級職)からありえないぐらいに罵倒されていました。それを見聞きしなければいけないのが本当にキツくて……」
罵倒される理由というのも、返事が遅い、チャットツールに書かれた文章が読みにくいなどの些細なものばかり。しかも同期に非はないのだと言います。
「中には、ふざけた返事をする先輩だっていましたし、文章のやりとりなら自分のほうが下手だったはずです」
では、なぜ同期はマネージャーから責められていたのでしょうか。
「意味がわからないんですが、同期は大学時代に空手で全国大会に出ていて、それが理由のようなんです。同期によると、配属が決まって最初の飲み会でマネージャーにその話をしてから、明らかに態度が変わったとのことでした」