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中国の会社員はどうしてる?現地の「新型コロナ対策ガイド」に書かれていること

ビジネス

中国でも特別な対策は取られていない

武漢

コロナウイルス が流行する前の武漢の街並み(筆者撮影)

 中国河南省の衛生健康委員会(人々の健康を守ることを目的とした行政組織)らが作成したオフィスワーカー向けのコロナ対策ガイドブックには、次のような行動が有効であると書かれていた。

 ・エレベーター内では会話せず、降りたらすぐに手を洗う

 ・近くの階であれば、エレベーターよりも階段を使う。手すりには触れない

 ・ビル全体の空気を循環させるようなセントラル式の空調は使わない

 ・オフィスでは1日3回、毎回20〜30分かけて換気をする

 ・同僚とは1メートル以上の距離を保つ

 ・対面での会話を避け、できるだけネット上でコミュニケーションを取る

 ・食事する直前までマスクは外さない

 ・毎日、1.5リットル以上の水を飲む

 ・書類を受け取ったあとは、手を洗う

 こうして見てみると、コロナウイルスの発生源となった中国でも、特別な対策方法はなく、とにかく他人との接触を避け、他人が触れたものを触れないという基本を守っているようだ。

<TEXT/西谷格>

週刊誌などのフリーライター。神奈川県藤沢市出身。上海に6年住んでましたが、最近日本に戻りました。『ルポ中国「潜入バイト」日記』(小学館新書)発売中。ツイッターは@nishitanitadasu

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