bizSPA!

2次会でも食べすぎてしまう人が「飲み会当日」にできる対策

コラム

飲み会が続くならタンパク質・ビタミン・食物繊維を

 お酒が中心の会が続くのなら、肝臓の働きを高める良質のタンパク質やビタミン、食物繊維をとるのがいいでしょう。肝臓は、アルコールの解毒を担っていますので、肝臓の働きが肝になってくるからです。

 具体的には、豚肉や牛肉を避け、低カロリーで良質のタンパク質がとれる豆類や大豆製品、魚類、鶏肉などがお勧めです。

 また、ビタミンをとるなら、ウナギ(ビタミンA、ビタミンE)、マグロや大豆(ビタミンE)、ごま(ビタミンE、ビタミンB1)、ナッツ(ビタミンB1)、ブロッコリー(ビタミンC)、チーズや卵(ビタミンB12)などがいいでしょう。ひじきやワカメなどの海藻類は、腸内環境の改善に役立つ食物繊維が多く含まれていますので、これらもお勧めです。

飲み過ぎても翌日の朝食を抜いてはダメ

朝食を食べながらスマート

 要は、ちょっとの事前準備。昼食の量とチョイスを、いつもよりちょっとだけ工夫するだけで、腸内環境は整えられ、夜の飲み会に向かって最高の状態で挑むことができるのです。それによって、楽しさや、その後のダメージも変わってくることでしょう。

 ただし、「昨日、ガッツリ飲み食いしたから、朝飯を食べるのをやめよう」という調整はマイナスです。朝食を抜くと腸内環境が乱れてしまいますので、量の調整はその日1日の中で実行してください。

<TEXT/小林弘幸>

順天堂大学医学部教授。スポーツ庁参与。1960年、埼玉県生まれ。日本初の便秘外来を開設した”腸のスペシャリスト”。著書に『不摂生でも病気にならない人の習慣』(小学館新書)など

12
不摂生でも病気にならない人の習慣

不摂生でも病気にならない人の習慣

自律神経の名医が、働き盛りのビジネスパーソンから寄せられた32の不摂生な相談に対する「医学的に正しいリカバリー法」を、自身の経験も交えながら解説

人気タグ

おすすめ記事