若者よ、これが日本だ。新型コロナ「安倍政権の対応」は人災レベル <ダースレイダー>
経済や社会が受けたダメージは残る
ダースレイダー:国民が、社会が安心しているか、不安かで、人の行動も変わります。不安だと人はどういう行動を取るか、あらかじめ予想することが必要なのに、それがかなり後手に回ってしまった。
ただ、運良くインターネットの時代で、他国がやっていることを簡単に知ることができます。他国と比較しながら、安心できる情報を自分で取りに行かねばなりません。自分で情報取捨選択しなきゃいけないという時点で、社会の基盤としては壊れちゃっているという見方もできます。
止める必要のないイベントや、休む必要のない学校が休んでしまった結果、学童保育、保育園、シングルペアレント、共働きなどに余計なマイナスが生じてしまいます。このマイナスがトータルされたものが、今後はね返ってくるでしょう。
その規模については正直、非常に不安です。ウイルス自体の情報が正確になればなるほど、ウイルスは落ち着いていくのに、社会がくらったダメージだけが長引いていくことも予想されます。平和な日常が戻って「はい、よかったね」ということにならなそうなのが、今回一番問題かなと思います。
東京マラソンは大規模イベントではないか
ダースレイダー:僕のようなフリーランスに対しての「有給を取れ(そもそも給料制ですらない)」だの「貸し付けます(給付じゃないのか!)」といった安倍首相発言に不安感は増すばかりです。
その上で、今回わかってきたのが、イベントはどんどん中止になっていくけど、閉鎖された空間で大人数の人が集まるということで感染率が上がるということだから、じゃあ、広場はどうなのか、駅前はどうなのか。あるいは、満員電車やバスはどうなのか。
東京マラソンには7万人もの観客が集まって「いい加減にしろ」って思ったんですけど、基準も示さずに全部に対して自粛要請をしているのだから、当然、東京マラソンもどうするかという話をしなければならないのに、開催してしまう。
それで、開催した日の夜に、厚労省は「ウイルスは密閉された空気が換気されていない状態で広がりやすい」というデータを出しました。これは順序が逆。