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月収200万円「会社員×筋トレの動画で稼ぐ」27歳の副業論

コラム

学生時代からの失敗を経て今がある

――逆に続かなかった副業の経験もあるんですか。

中川:僕自身は、迷ったらやるということを信念として行動して、学生の頃からかなりたくさんチャレンジはしてきていますね。印象に残っているものだと、ジムのパーソナルトレーナーとして働いてときは自分の強みを活かせてないと感じて辞めました。オンラインサロンを作ったときも参加者の交流を生み出すことが難しくて3か月で閉鎖しました。

 それから、オススメの素人アダルト女優の作品を毎日1本ずつ紹介するエロサイトを作って、熱を持って続けられると思ったんですけど、マネタイズが難しくて断念しましたね(笑)。ただすべて失敗ではなく、学びだと思っていますよ。

――すでに副業を始めている人でより稼げるようにする秘訣を教えてください。

中川:まず、前提として自分の強み、希少性を活かして競合優位性を出せているか。テーマを決めたら、熱量を高く継続することに尽きますね。あとは、成功している人がどうやって稼いでいるかを知って真似ることも大事です。

 僕の場合だと、YouTubeでルーティン動画って当時は全然流行っていなくて、あまり見たこともなかった。そのなかで、普通のOLさんが投稿していたルーティン動画が結構な再生回数で。「これは俺が出したらいけるな」と思って出してみたら、見事にバズったんですね。需要はあるけど、供給が少ないもの狙うと波に乗って大きく稼げるようになる可能性はあると思います。

副業のスケジュールを管理するコツ

リクルート

ある日の筋トレの様子。スゴい肉体…

――本業と副業のマルチタスクをこなすうえで心得ていることは?

中川:1日の時間配分ですね。僕の場合、本業が10~18時で、副業は朝(6~10時)と仕事後(19~21時)に行っています。なかでも大事にしているのは、朝起きてから出勤までの時間です。その時間帯だけは自分の意思だけで時間が作れますからね。

 基本的には朝6時までには起きて、シェアオフィスに行って、コーチングやブログの記事作成やYouTubeのネタなどを考えてから会社に出勤するというリズムは崩さないように心掛けていますね。朝活の様子をYouTubeライブで流していて、喋らずに黙々と作業している様子を150人ぐらいに見守ってもらっています(笑)。

――職場の飲み会などにはいかないのですか?

中川:会社の飲み会などは一切行かないですし、家にテレビもありません。プライベートでいうと、恋愛も後回しになっているかもしれないですね。

 今は彼女と遠距離恋愛で2年ぐらい経つのですが、会う時間もほぼとれないので、彼女はもちろん不満を抱いていると思います(苦笑)。結婚の話にもなりますが、今の生活リズムを変えるのは難しいので、まだ具体的には考えられないのが現状です。

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