近鉄の新型特急『ひのとり』、高級感あるプレミアム車両が目玉
ロッカーと荷物置きスペース
6両車の1~3・5・6号車、8両車の1~3・7・8号車にはロッカーが設けられている。錠は鍵と交通系ICカードの2種類が用意されており、いずれも無料で利用できる。
近年はインバウンドに対応するため、新車、既存車問わず、大型荷物置き場を設置する傾向にある。便利な半面、盗難を心配する乗客も少なからずいるだろう。ロッカーはそんな不安を解消してくれる。くれぐれも鍵の紛失、ロッカー番号の忘失には御注意を。
また、6両車の4号車、8両車の4~6号車に荷物置きスペースがあり、スーツケースなどロッカーに入りきらない大型荷物に対応している。また、セキュリティー対策として防犯カメラも装備されている。
3号車に喫煙室と自販機を設置
6・8両車とも3号車に喫煙室と自販機を設けている。
まずは喫煙室。近鉄によると、従前から客室内で喫煙可能な車両が設定されていたが、2020年2月1日(土曜日)から全面禁煙化したという。「お煙草吸われる方、吸われない方、両方のお客様がおられるということで、“両方のお客様に対応する”という意味で喫煙室を設けております」の由。
近鉄では可能な限り、特急形電車の喫煙室整備が行なわれたが、一部全面禁煙の車両も存在する。また、改正健康増進法では屋内扱いとなる区間や駅では、喫煙室があっても喫煙できない。詳細は下記の通り。
・難波線全線(大阪難波―大阪上本町間。全線地下のため)
・近鉄奈良駅、近鉄名古屋駅(地下駅のため)
・大阪上本町駅地上ホーム、京都駅、大阪阿部野橋駅(駅全体が屋根に覆われたターミナル駅のため)
喫煙室の向かい側に自販機が設置されており、ペットボトルの水やお茶、缶コーヒーなどが用意されている。