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『Qさま!!』『ネプリーグ』…意外にも「コンセプトが変わった人気番組」4選

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 前回、『微妙に変わってきた人気番組』と題して、番組放送開始当初からコンセプトが変化した人気番組を紹介しましたが、同様の番組は他にもいくつか存在します。

Qさま

※画像は公式サイトより

 今回も人気番組のコンセプトの変遷を見ていきましょう。まずは、人気お笑い芸人コンビがMCを務めているクイズ番組からです。

『クイズプレゼンバラエティー Qさま!!』(テレ朝)

 芸能人がクイズで真剣勝負を繰り広げる人気番組ですが、確認しておきたいのが、この番組の正式なタイトル。『クイズプレゼンバラエティー Qさま!!』ですが、気になるのが「プレゼン」の部分です。

 現在ではあまり「プレゼン」の要素を感じられませんが、実は番組放送開始当初は、芸能人がクイズのプレゼンテーションを行い、その面白さで優劣を競うという放送内容でした。

 現状のスタイルになったのは、深夜枠からゴールデンへ進出したタイミング。視聴率が厳しい状況が続いたため、同局の『ガチンコ視聴率バトル』という番組で考案されたクイズをアレンジした「プレッシャーSTUDY」という企画が導入されることになります。

 これは、テーマごとに出題される10問を、10名1組のチームで答えていくというものですが、この企画をメインに据えたことで視聴率が上昇したことから、バラエティー寄りだった番組がクイズをメインとした番組へと変化していきました。

 MCの三村マサカズさんが自身のTwitterで、この変化について批判的な意見が届いた際に、「どれだけ番組と相対して議論を重ねてると、思ってるんのか!」と熱のこもった反論をされていますが、一方で、「今、この仕事を受けたら、受けてないと思う」(原文ママ)と複雑な胸中も明かしています。

『ネプリーグ』(フジテレビ)

ネプリーグ

※画像は公式サイトより

 こちらも現在はクイズをメインとしたゴールデン番組ですが、2003年の放送開始当初は完全なバラエティ番組。

 堀内健さんがアイドルのイベントに潜入して、カンペでアイドルに様々な指示を出すコーナーや、「たけのこニョッキ」というレクリエーション・ゲームなどが放送されていました。変化のきっかけになったのは、5文字が答えとなるクイズを、5人で1文字ずつ答える「ファイブリーグ」の企画でした。

 このコーナーで高視聴率を獲得したため、ゴールデンタイムにこの企画のスペシャル番組が放送されるようになり、ついにはレギュラー番組として本格的な進出を果たします。

 以後は、安定的に視聴率を獲得するようになり、2009年には平均視聴率で20%、最高視聴率で24.5%を獲得するなど抜群の視聴率を誇るまでになり、放送開始から16年も続く人気番組となっています。

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