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「幸楽苑×かつや」夢のコラボ。実現した共同開発メニューとは?

暮らし

ラーメンとのコラボで新しい味を模索

アークランド

アークランドの臼井氏

 一方、アークランドも幸楽苑とのコラボレーションメニューを発表した。同社の代表取締役社長である臼井健一郎氏は、次のように商品の紹介を行った。

「幸楽苑との共同で開発した新商品として、とんかつ専門店のかつやでは『ラーメンコロッケとロースカツ定食』、からあげ専門店のからやまでは『らーめんからあげ定食』を提供する。

 ラーメンは、コロッケにも唐揚げにもなるというコンセプトのもと、コロッケにはメンマやチャーシューといった具材や、幸楽苑秘伝のラーメンだれを使用している。また、唐揚げも幸楽苑秘伝のラーメンだれに漬け込んで仕上げている」

幸楽苑

ラーメンコロッケとロースカツ定食

幸楽苑

らーめんからあげ定食

女優・高橋恵子が語る「幸楽苑の魅力」

 また、今後は女性向けの業態を始めることにも言及した。

「かつやは『全力で頑張る人の全力飯』と、どちらかと言えば働く男性をターゲットにした店舗。今後は、『働く女性の全力飯』と題した女性向けの和風スパゲティを中心としたメニューを展開する『東京たらこスパゲティ』を始める。まずは来年の1月下旬、渋谷宮益坂にオープン予定で、女性のニーズに応えられるよう運営していきたい」(臼井氏)

幸楽苑

イベントに登壇した、高橋恵子氏(中央)

 今回ゲストで招聘された女優の高橋恵子氏は、仕事帰りや家族と一緒に、幸楽苑へ行くことがあるという。「幸楽苑は昔懐かしい味がして、安心感があると思う。ラーメンや餃子などの定番以外に、今回の新商品が加わればバリエーションが増えていいと思う」と語った。

 また、両社社長に向けて「食べる幸せを噛み締め、食べる喜びを届けて欲しい」とメッセージを送った。両社の持つ強みを掛け合わせることにより、新しいシナジーが醸成され、思いもよらぬ新商品が誕生する。今後の幸楽苑とアークランドの取り組みについて期待したい。

<取材・文・撮影/古田島大介>

1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている

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