なんて返すべき？連続する不思議LINE

　はじめのうちはEさんからの不思議LINEに優しく返答していた石川さんですが、ほぼ毎日のように続く投稿に困り果ててきます。そして徐々に返信の回数が減っていき……。

「会話をしていても、わざとかと疑ってしまうほど変な言い回しをしたり、擬音（？）で返信がきたりします。それに対して何を返せばいいかわからなくなってきたんですよね。仕事の後だと、返信するのも面倒になってきてしまって…」

　困った状態がしばらく続き、既読無視の状態が続いたしまったある日、Eさんからある言葉が送られて来ます。

「3日くらいどう返信するべきか悩んでいたら、既読無視のようになってしまったんです。ちょうど仕事が立て込んでいたというのもあって、返信できないのも重なってしまった。そうしたら突然、『ばいばい』とだけ送られて、そのままブロックされました」

難しすぎた不思議ちゃんの扱い

　突然の別れメッセージとブロックに動揺した石川さんでしたが、心のどこかではホッとしていたといいます。そして、今までのいきさつを最初に飲み会に誘ってくれた友人に冗談交じりで話しました。

「突然、不思議なLINEを送ってきたことやブロックされたことを話すと、友人は『またか』と言いました。なんでも、彼女は飲み会や合コンに参加しては男性とLINEを交換し、『不思議ちゃんな自分についてこれない』と思った時点で、相手を切っていたそうです」

　友人は、石川さんとEさんがLINE交換をしたことを知らなかったため、忠告できなかったと謝ってきました。結局、なぜ毎回そんなことをするのかも不明で、言うことを聞かない彼女に周囲は呆れているそうです。

「最終的には時間の無駄だった……という感じですね。彼女はまたどこかで誰かを困惑させているのでしょうね。楽しんでいるのか、からかっているのか、目的が分からないからモヤモヤしたまま終わった感じですが、もうネタになっているのでいいかなと」

　ブロックされたためにそれ以上連絡を取れなくなったのが逆によかったのかもしれない、と石川さんは語っていました。

＜TEXT／つる＞