「季節はずれの天気だね」英語2語で伝えるには?
今年も色々な自然災害のあった1年間でした。夏は暑く、豪雨も各地で発生しました。天気の話はスモールトークでもよく出ますし、あいさつ代わりに口にされることも多いです。そんな時によく使われるのが「季節外れ」という意味のUnseasonableです。
「今日は暖かいね」「今日は寒いね」の意味でIt’s warm today.とかIt’s cold today.と言えますが、もしもIt’s unseasonably warm today.とかIt’s unseasonably cold today.と言えば、「季節外れの」というニュアンスが伝わります。
第53回 季節はずれ
もちろん地域差はありますが、12月になってもコートが必要のない気温であったらunseasonably warmでしょう。An unseasonable snowstorm in early Novemberであれば、「11月上旬にしては季節外れの雪」です。
似た表現としては、unseasonable weather「季節外れの天気」やunseasonable summer「季節外れの天気が続く夏」といった風にも使われます。Unseasonable summerは冷夏でしょうし、Unseasonable winterは暖冬のこと。
ただ、豪雪地帯で降雪の少ない冬もUnseasonable winterと表現されますから、必ずしも気温だけが表現されるわけではありません。Unseasonable humidityであれば、「季節はずれの湿気」です。
たった1つの単語ですが、少し生き生きした表現になるのではないでしょうか?
天気予報や食事にも使える表現
天気予報などでは「季節外れの寒波が訪れています」と耳にしますが、英語でもUnseasonable cold is blasting into Boston.(ボストンに季節外れの寒波が訪れています)と表現します。Blastには「突風」や「爆音」などの意味がありますので、強いインパクトのある表現。従って、寒波が勢いをもってボストンにやってきている様子が表現されています。
また、Unseasonableは食べ物にも使われることがあります。例えば牡蠣は冬が美味しい季節ですから、夏の牡蠣はUnseasonableですね。Unseasonable seafoodと表現できます。
日常会話ではit’s not in season.のように、in seasonという表現を使うことが多いです。What vegetable is in season now?「どの野菜が今は季節ですか?」と聞くこともできますね。