“面倒くさい”性格も悪くはない。注目の外国人タレントが語る
『5時に夢中!』(TOKYO MX)や『アウト・デラックス』(フジテレビ)で活躍中の大注目外国人タレント・小原ブラスさん。
前編では、幼少期からデビュー前までのエピソードを語ってもらいましたが、後編では、現在の“ありのまま”のキャラが確立されたきっかけや、新たにスタートする「お悩み相談企画」に先駆けて、若手サラリーマンへのアドバイスを聞きました。
今の事務所にフェイスブックでスカウト
――普通の会社員からタレント活動を始めたきっかけは?
小原ブラス(以下、小原):フェイスブックのメッセージで今の事務所にスカウトされました。ツイッターとかフェイスブックで、世間のニュースに対して自分の意見を発信するのが好きで、それを事務所の方に見てもらっていたみたいで。最初は「産経デジタル」のコラムを書かせてもらいました。
――『5時に夢中!』では、自分で街頭取材に出たり、今までと違うお仕事だったと思いますが、いかがですか?
小原:街頭取材は大変です。テレビ前だと口下手になってしまう一般の方からコメントを引き出すために、同じことを何度も聞いたり、工夫したりしています。
あの派手な格好で渋谷のど真ん中に立つのは恥ずかしいですけど、意外と楽しいですよ(笑)。遠くから、「あれ? Mattくん……?」って言われたり、とりあえず写真撮られたり。最近は快感に変えて慣れましたけどね!
『5時に夢中!』でキャラ迷走期に終止符
――『5時に夢中!』に出たことが、ターニングポイントにもなった?
小原:そうですね。それまでも単発でのお仕事はさせていただいていたんですけど、『5時に夢中!』に出たことで自分のスタンスが決まったと感じます。これまでは“ひな壇の外国人”という扱いだったので、外国人っぽいコメントを求められていました。
とはいえ、自分はもう長く日本に住んでいるので、日本の文化にいちいち驚くこともないんですけどね……。頷いているだけでも、ディレクターさんから「今の頷き方日本人っぽいから、リアクション変えて」とか言われて、オーバーリアクションしたこともありました(笑)。
――それは、なかなか大変なキャラ設定ですね……。
小原:『5時に夢中!』に出てからは、番組が求めていることだけに合わせるのではなく、自分のありのままのキャラクターで番組は成立するんだっていうことを学びました。
もちろん求められることに合わせることは必要ですけど、色んなキャラを色んな番組で演じていたら、嘘つきになるんですよ。