旅行先をネットではなく、店舗で探すメリットとは?HISに聞く
――若い人を中心に、海外旅行未経験の方のためにも、店舗は必要な存在なんですね。若い人の目を海外に向けるための取り組みはありますか。
門田:最近だと、インスタを見て旅行の行き先を決める方が若い方に増えています。私たちが運営している「タビジョ」というアカウントでは、フォロワーの方にオススメの旅行先を紹介して、実際に行ってもらい、写真やレポートを投稿していただいたりしています。「#タビジョ」のついた投稿は180万件を超えていて、「旅先の新たな魅力を発見しよう」というコンセプトの中で、コミュニティ作りができていると思います。
HISが持ち続ける若者への思い
あとは先ほども申し上げましたが、学生旅行を対象とした「出世払い」やその他の割引施策など、若い方に寄り添ったサービスは充実しています。HISは「若者をもっと海外へ」という想いの元スタートした会社で、その想いはずっと変わっていません。
――最後に、若い人にどういう旅行をしてもらいたいですか。
門田:旅行って、外への興味を持ち、自らを知るきっかけになるものだと思ってます。やったことないことをやってみようという気持ちになって、それが日常に活かされて。旅行を通じて、気が付いたら自分が成長しているな、と感じていただければいいなと思います。
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今年創業40周年を迎えたHISは、ロゴマークを一新。「四角、四角、丸」で構成された新ロゴには、世界中の人が、そのカタチを見ればHISが連想されるように、という思いが込められているという。大きく変わった印象を受けるが、「地軸の角度に傾いている」のは、新旧ロゴで変わらない。
取材をしていく中で、新しいことに挑戦していくという姿勢と同時に、今までのやり方の良い部分も肯定していくという姿勢が感じられた。40年目を迎えたベンチャー企業に、これからも注目していきたい。
<取材・文/ミノワリク>