史上唯一の“京大出身”プロ野球選手とは?超高学歴プレイヤー4人の現在
4)小林至投手[東京大学→ロッテオリオンズ]
— 小林至 (@itaru63) 2019年9月3日
小林至は平成で最初の東大出身プロ野球選手となった。大学時代、0勝12敗という通算成績ながらも1991年、ドラフト8位でロッテ・オリオンズ(現・千葉ロッテ)に入団する。元中日の井出峻(1966年ドラフト3位)以来となる東大出身者のプロ入りとあって、当時は大きな注目を集めた。
サウスポーであり、シンカー、フォークを得意としたほか、「遅いボールをうまく活かしたい」とプロ入り時に自身の特徴を語っている。だが、現役時代の一軍登板は無く、ドラフトから2年後の1993年シーズン終了後、現役生活に幕を閉じた。
その後、様々な経歴を経て、2005年に福岡ソフトバンクホークスのフロント入りで球界に復帰する形となり、同球団において三軍制の立ち上げや成果報酬制度を導入するなど、多岐にわたって球団運営に携わる。
ホークスでは他にも球団執行役員や球団アドバイザーなども務め、野球界以外でも、MBAの取得、海外TV番組制作にも従事するなど様々な活動を行っていて、その豊富なキャリアはしばしばメディアでも取り上げられている。
<TEXT/佐藤文孝>