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上司の評価がアップする「話し方」のコツ。主語はあえて隠す

学び

「断る」ことのハードルも低くなる

拒否 断る

 結果、どのような場面でも臆することなく、自分の意見や立場を表明できるようになります。「私が来週までにやっておきます」「私ならこちらの案を推します」「私としてはぜひ、進めたい案件です」といった具合に、主語を入れて話せば、言葉に力強さを増し、説得力もアップします。自分を主張できれば、日本人が苦手とする「断る」ことのハードルも低くなります。

「金川君、忙しいところすまないが、来週末までにこの仕事を片づけておいてくれないかな」
「部長、大変申し訳ありません。私が、現在抱えている案件が来週半ばまでかかります。来週半ばから取りかかるのでは遅すぎますか?」

 と、自分の状況をはっきりと説明することによって、上司にも納得できるかたちで断ることができます。「主語」を意識して話す。それだけであなたの評価は高まるのです。

<TEXT/金川顕教>

公認会計士、起業コンサルタント。1986年三重県生まれ。立命館大学卒業。大学在学中に公認会計士試験に合格。卒業後は、世界一の会計事務所である有限責任監査法人トーマツを経て独立。「話すとは稼ぐことである」という信念のもと、不動産、保険代理店、広告代理店、教育事業など、様々なビジネスのプロデュースに携わり、300人の「稼ぐ経営者」を育て上げた

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