渋谷ハロウィン、飲酒規制で「タピオカが人気」2日間の現場ルポ
警備の目をかいくぐって飲酒する人も
そんななか、厳戒態勢での警備の目をかいくぐって飲酒をする人を発見! 渋谷センター街やスクランブル交差点、道玄坂近辺には重点的に警察官が配置されているが、それ以外の目の届かない場所では、バレないようにすれば飲酒できてしまう状態だ。
また、渋谷一帯では酒類販売の自粛がされていたが、自宅から持参したり、地元のコンビニで購入したりと、お酒の持ち込みまでは制限されていなかったため、飲酒をする人が出てきたようだ。ちなみに、渋谷近隣でもお酒を販売している店舗もあった。友人に連れられて、渋谷区内のあるローソンに行くと、普通に酒類販売がされていた。
このように、店によっては渋谷であっても、お酒が売られていた。完全なる飲酒の抑制には繋がっていなかったようだ。
路上で仲良くなった女性とクラブへ
ハロウィン時期のクラブは、いつにも増して混雑する。26日は週末と重なり、通常のクラブ客とハロウィン目当てで来る客で長蛇の列を作っていた。ただ、仮装している人はあまり見られなかった。
今回、友人と共にクラブにも行ったのだが、「サーキット型」と呼ばれる同系列の近隣店舗を周遊できるイベントに参加した。しかし、周遊できる店舗を一通り見て回ったが、ハロウィンの格好をしている人は少なく、逆に自分と友人の仮装が目立ってしまうほどだった。
深夜、渋谷の街を歩いていると、ハロウィンの格好をしている女性2人組と出会い「これからクラブに行く」とのことで、一緒にクラブで夜を明かすことにした。保育士の20代女性2人組は、先輩後輩の関係で遊びに行くときはいつも一緒だという。
彼女らに今年のハロウィンについて聞いたところ「毎年参加しているが、今年はあまり盛り上がっていないかも。ちょっとハロウィンの衣装で写真撮って、クラブに流れてからお酒を飲んで、踊って楽しむのが良さそう」と感想を語っていた。
その後、知人が別クラブにいるので、連絡先を交換し、夜の渋谷に消えていった。ハロウィンでは良くあるシチュエーションだが、どんなに規制が入っても男女の出会いは健在しているのを感じた瞬間だった。