告白を断っただけなのに…20代男子が体験した怖すぎるLINE
悪いのは自分?批判や罵倒するLINE
告白から少したった頃、突然他のバイトの男子高校生から江口さんに個人LINEが届きます。
「内容は、『Yさんをたぶらかしたと聞いた。そんなバイトリーダーは信頼できない』というものでした。しかも、その後数名のバイトから『江口さんって、そんな人だったんですね』とか『女子高生を傷つけるとか最低です』とか他にもいろいろ、僕を批判や罵倒するLINEが届き始めたんです」
告白を断ったのは確かでしたが、傷つけるような言動はできるだけしないよう気をつけていただけに、バイトメンバーからの攻撃はかなり衝撃だったという江口さん。しかも、そのLINEは1回だけではなく、何日間もいろいろなバイトから届くようになってしまったのです。
「流石に怖かったですね。僕の知らないところで話が大きくなっているのも感じましたし、あることないこと言われるのは苦痛でした。それに、今までの信頼が一気に崩れてしまったような気がして、バイトに向かうのも辛かったです」
嘘をついても何も解決しない
攻撃のLINEはしばらく続き、事態を重く見た江口さんは今までの経緯をすべて店長に話しました。すると店長は江口さんを信じてくれ、Yさんを含めLINEを送ってきたメンバー全員を集めて話し合いの場を設けてくれたのです。
「僕はとりあえず皆の誤解を解こうと思い、これまでのことを包み隠さずすべて話しました。もちろんその過程でYさんとのやり取りを見せましたし、自分の気持ちもしっかりと話しました。すると、何名かから『Yさんから聞いていた話と違う』と言われたんです」
すると、今まで黙っていたYさんが突然泣き出しました。そして、「どうしても江口さんと付き合いたかった」ということ、「彼女がいると聞いてショックで、それが怒りになってしまった」こと。そして、「誰かに味方になってほしくてバイトメンバーに嘘の告げ口をした」と途切れ途切れに話してくれました。
それを聞いたバイトメンバーは、江口さんへの攻撃的なLINEについて、そしてYさんの言葉を鵜呑みにしてしまったことについても謝罪をしてくれたそうです。Yさんからも「すみませんでした」という言葉がありました。しかし、その後Yさんはバイトに来なくなってしまい、それ以降LINEもブロックされ関わることはなくなったとのことでした。
<TEXT/つる>