接客や営業経験がそのまま生かせる「地味な起業」という仕事
「小さな仕事」ほど大きく育つ
ここまで地味な起業の実例を紹介してきました。どうでしょう。文字通り「地味」な作業が多いですよね。
ひとつひとつ、数千円から請け負えるお小遣い稼ぎのような作業ばかりと思うかもしれません。ですが、小さな仕事が積み上がっていくと、徐々に信頼されて大きな仕事を任されるようになります。集客から動画制作、顧客管理から販売まで一手に引き受ける、参謀のような立ち位置に立てるわけです。僕はこの立場を「プロデューサー」と呼んでいます。
「プロデューサーになるなんてハードルが高い」と思われそうですが、要するに相手のビジネスを成功させたいと思い、どんどんアイデアを提案していけばよいのです。つまり、ステップバイステップでサポーターからプロデューサーに成長していくイメージです。
人は自分自身を売り込もうとすると思考停止しがちですが、他人のビジネスとなると「あれもやったほうがいいんじゃないか」「これもやったほうがいいんじゃないか」など、意外にアイデアが出てくるものです。
そのアイデアを実践していけば、確実に信頼を獲得して、地味な起業から本物の起業に自然と変わっていきます。千里の道も一歩から。着実に成長していきましょう。読者の皆さんには、このように小さな仕事から始めて、ぜひステップアップを目指して頂きたいと思います。地味な起業を本物の起業へと育てましょう。
<TEXT/田中祐一>