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マッチングアプリで22万円被害も…「新型ぼったくりバー」から身を守るには

暮らし

 不当に高額な料金を請求されるぼったくり被害。客引きの取り締まりが強化され、一時は絶滅したかのように思われたが、近年では出会い系アプリなどを通じた新しい手口が横行し、再び勢いを強めている。

ぼったくり被害者

「出会い系アプリでこんな目に遭うとは……」安藤さんは鬱々しく口を開いた

「まさか出会い系でぼったくりに逢うとは、思いもしませんでした……」

 そう語るのは、22万円の請求を受けた安藤徹さん(仮名・24歳)。

マッチングした女性に勧められ、ぼったくりバーへ

Tinderぼったくり

※画像は取材をもとに編集部作成(一部、画像加工)

 安藤さんが利用していたのは、出会い系アプリ「Tinder」。マッチングした異性と無料でメッセージを交換できるため、若者を中心に人気を集めている。

「2か月前に彼女と別れたのですが、職業柄、出会いがなくてはじめました。Tinderを通じて彼女ができた知り合いもいるので、純粋な出会いができるのではと期待してたんです。1週間ほどして、すごく話が合う女性とマッチングしました。その人は聴いている音楽や趣味が似ていたので、すぐに盛り上がり、飲みに行く約束を取り付けました」

 月末、実際に会ってみると、イメージ通りの人がやってきたという。しかし、安藤さんはそこで、あるミスを犯してしまう。

「どこのお店にするか決めていなかったんです。相談したところ、『大好きなバーがあるんだけど、一緒に行かない?』と提案され、そのままついていくことにしました」

 そのまま女性に連れられ、雑居ビルにある飲食店に入店した。

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