都心のマンションと郊外の戸建て、資産性で選ぶならどっち?
単身男性は場所によって不利になる
では、都心のマンションと郊外の戸建てでは、どちらを選ぶべきなのか。
「それも長期的なライフプランや将来設計次第ですが、どうしても資産性という観点を重視するなら、現時点では都心のマンション一択になると思います。
とはいえ、実のところ単身男性は不動産購入の時に不利なことがあって、金融機関から投機目的で買うんじゃないかと疑われがちなんです。例えば、山手線に新しくできる高輪ゲートウェイ駅周辺のマンションなんかは、1年ほど前まで投機対象になっていました。
ですので、投機的な意思がなくても、購入を希望する都心の場所によっては、住む気がないのかなと警戒されてしまうこともあるので注意してください」
場所を決める上で頭に入れておきたい知識
これらを踏まえたうえで、「場所選び」で押さえておきたいポイントは次の4つが挙げられよう。
・都心の資産価値は今後も上昇する可能性が高い。だが、マイホーム選びは自分の描いたライフプランを第一に優先すべき。
・郊外の物件を買って都心へ通勤する場合は、自分のライフスタイルをよく考えてから決断したほうが良い。
・資産性という意味では郊外の戸建てよりも都内のマンションがおすすめ。
・単身男性は金融機関から投機目的だと勘違いされることもあるので注意。
ポイントを理解した上で自分の身の丈に合った理想のマイホームを探そう。
<取材・文/永田明輝>
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