「10年後、映画館はないかも」俳優・寛一郎があえて語る覚悟
10年後、映画や映画館はなくなっている?
――10年後の自分はどうなっていると思いますか?
寛一郎:正直、映画や映画館はほとんどなくなっていると思うんですよね。ホームシアターだったり、配信サービスだったり、映像としてもVRとか、いろいろありますから。
――え! でも映画館で映画を観るという体験は、特別なものかと。そうした未来を感じながらも、役者として寛一郎さんはどうされていきたいのでしょうか。
寛一郎:もちろん、僕も映画や映画館を特別なものだと思っています。でも「NETFLIXでいいでしょ」という人がいるのも当然だと思うんです。だからこそ、映画をなくさないために、何か貢献できたらいいなと思っています。イチ役者として覚悟を決めて、良いもの・価値のあるものを、今あるものを壊して新しいものを作っていきたいです。
<取材・文・撮影/望月ふみ>