ビジネスメールの敬称は“さん付け”だとモヤモヤ…「課長様」はOK?
“課長様”など役職+様付けも実はアウト!
「こちらが恐縮してしまうほど頭を下げられましたが、モヤモヤしていても怒っていたわけではないですし、そもそも上司であるこの前任者の責任ではないですからね。それに彼だって仕事自体はちゃんとやってくれていましたから。けど、メールの敬称って社会人なら誰でも知ってる最低限のビジネスマナーだと思っていたからそれを知らない人間がいるっていうのが驚きでした。このとき聞いた話によると、本人は面識のある相手には、そのほうがより打ち解けられるとも思って使っていたらしいです」
業務に影響を及ぼすトラブルではなかったことから「会社には一切報告しなかった」と河村さん。ですが、上司には一連の出来事を伝えたそうです。
「この前、仕事終わりに2人で飲みにいったときに話しました。あくまでのプライベートの席での酒の肴のひとつにでもなればいいかなって。課長は面白がって聞いてくれましたが、『俺のところにもいい歳してんのに“○○課長様”ってメールしてくる取引先の担当者が多いぞ。敬称を2つ重ねるって間違ってるんだけどな』と話してたので、みんな知ってそうで意外と知らないのかもしれませんね。それでも『社外の人間にさん付けはさすがにないわ~』って軽く引いてましたけど(笑)」
多くのサラリーマンが毎日やりとりしているビジネスメール。自分は大丈夫だと思っている人は多いかもしれませんが、本人が気づいていないだけで相手をモヤモヤさせていることもありそうです。
この機会に改めてビジネスメールのマナーについて学んでみるのもいいかもしれませんね。
― 特集・イラッとしたビジネスメール/電話 ―
<TEXT/トシタカマサ イラスト/カツオ(@TAMATAMA_GOLDEN)>
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