石原さとみの新恋人が運営するSHOWROOMの実情 元配信者が語る
SHOWROOM配信者には「公式アカウント」と「アマチュアアカウント」の2種類がある。
「アマチュアアカウント」は登録さえすれば誰でも配信することができる。「公式アカウント」を取得するとアイドル、ミュージック、タレントなどの各ジャンルに所属して配信ができるそう。
アマチュアアカウントとして配信していた前出のゆいさんはその違いについてこう話す。
「アマチュアアカウントは歌系でもトーク系でも、配信中一覧の画面で全部『アマチュア』カテゴリーとしてひとまとめに表示されてしまうので、視聴者に観られる確率が単純に低いんです。
公式アカウントはジャンル分けされるし、特別感もあるので視聴者数がアマチュアより多い傾向がありますね」
では、その「公式アカウント」はどのように取得できるのか。
「SHOWROOM内でやっている公式アカウント争奪戦のようなイベントに参加して勝ち抜いたり、SHOWROOMと契約したオーガナイザー(法人)に発行してもらうしかありません。イベントは視聴者からのギフトやコメントを換算したポイントで競い合います。
これがすごく激しい戦いなので、なかなか公式アカウント取得までいかないんですよ。しかも、人によっては公式アカウントを取ってもオーガナイザーとの契約で、最初の数か月間は収益発生してもサポート料として全部引かれたりすることもあるらしいです。利益はとにかく本人より“大人”に入っていくような印象ですね」
結局、新規のファンはつかず……
そんなわけで、ほんの4か月ほどで配信をやめてしまったというゆいさん。
「視聴者はいろんな配信を見ることで、自分の“推し”の配信者に投げるギフトが貯められるんです。初見の視聴者は、それを貯めたいがために私の配信にやってくる人ばかりだったと思いますよ。
新規のファンを増やそうと思って始めたものの、完全に“既存のファンへのサービス”になってましたね……」
公式アカウントを獲得し、毎月数百万、1千万と稼ぎ出す人気配信者もいるというが、ゆいさんのようなケースも無数に存在する。
最後にゆいさんは、「配信頑張ってギフト集めても、それがまわりまわって石原さとみのデート代になるなんて、なんかムカつくし、人気でなくてよかったかも」と笑っていた。
<TEXT/bizSPA!取材班>