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石原さとみの新恋人が運営するSHOWROOMの実情 元配信者が語る

ビジネス

 5月9日発売の『週刊文春』(文藝春秋)が、女優の石原さとみ(31)と動画配信サービスのSHOWROOM社長の前田裕二氏(30)の交際を報じた。

 そこで今回は、新恋人の前田祐氏が社長をつとめる「SHOWROOM」のサービス内容や、実際に動画配信をおこなっているユーザーの本音を紹介しよう

動画配信サービス「SHOWROOM」とは?

showroom

「SHOWROOM」トップページ ※公式サイトより

 SHOWROOMとは、AKBグループなどの人気アイドルやアーティスト、声優、一般人など誰でも生放送をストリーミング配信、視聴できるサービスだ。SHOWROOMはこれを「双方向コミュニケーションの仮想ライブ空間」と呼ぶ。

 配信者には声優やアイドルになる夢を追う若年層の女性が多い。

 視聴者は配信中にアバターやアイコンで表示され、コメントや「ギフト」という有料のアイテムを“投げ銭”することで配信者を応援する事ができる。ギフトで生まれた収益はSHOWROOM、そして配信者の収入になるという仕組みである。

有料のバーチャルアイテム「ギフト」とは?

 視聴者はコメントやギフトをたくさん送ると自分のアバターが配信画面の目立つところに表示されるので、配信者とコミュニケーションを取りやすくなり、覚えてもらえたりする。そのため、高額のギフトを購入、投げ銭する人も多い。

 もっとも高額なギフトは1万円の「東京タワー」。投げ銭をすると、「東京タワー」のイラストが配信画面に表示される。

 ちなみに数年前、まゆゆこと元AKB48の渡辺まゆが配信をおこなった際には、ゆうに100本を超える東京タワーが立ち、ネット民を騒然とさせた。

ある元配信者に本音を聞いてみると……

 元SHOWROOM配信者でタレント志望のゆいさん(仮名・24歳)は、SHOWROOM配信のメリットについてこう話す。

「私は収益目的というよりは、ファンを増やすために始めました。レッスンやアルバイトで忙しくても、空き時間にスマホで手軽に配信ができるのはよかったですね

 しかし、だんだんと他の配信者や視聴者に違和感を抱くようになったという。

「私はテレビ番組的な企画とか、自分の喋りでファンを集めたかったんですけど、ほかの配信者でただブリッコしてるだけの女のコのほうがフォロワーが増えていくんですよ。なんだかやりがいを感じられなくて。

 SHOWROOMってキャバクラ的に他人を惹きつける人がウケるんですよね。ここでフォロワーを増やす技術を持ってても本業で全然役に立たないじゃん、ここで戦いたくないなって思ってしまいました」

 なかには、フォロワーやギフト欲しさに少々キワどいパフォーマンスをする女性もいるという。

「同じようなライブ配信アプリで『17(イチナナ)』っていうのがあるんですけど、そっちでは喫煙や飲酒があったり谷間を見せたりしただけですぐにBAN(強制終了)されちゃうんです。

 SHOWROOMはそのあたりがゆるくて、飲み配信して酔っ払ってるコや、水着やチャイナ服みたいな露出度の高いコスチュームを着る子も多いですよ

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