1杯6000円、話題の“金箔ラーメン”のお味は?売れ行きも聞いてみた
金箔ラーメン、誰が食べてるの? 広報に聞いた
実食してみてやはり気になったのは「誰が金箔ラーメンを食べるのか?」。疑問を解決するべく、今回、「ずんどう屋」に書面による取材をいたしました。
回答いただいたのは、ずんどう屋を展開する株式会社ZUNDの北村欣一朗さん。気になることをまるっと単刀直入に聞いてみました。まず、金箔ラーメンを注文するのってどんなお客さんですか?
「割合は中国人のお客様が多いです。年代は20代の若い女性、30~40代の男性グループ、年配の男性など様々です」(北村さん、以下同)
なんと、金箔ラーメンを多く注文するのは中国の方! ラーメン発祥の地からの関心には驚きです。ところで、どうして金箔ラーメンを作ったのでしょうか?
「観光地エリアから販売することにより、『旅の思い出として、記憶に残るラーメン』を食べてもらいたかったからです。また、現在“金箔ラーメン”を提供している店舗はインバウンド需要の高い地域で、『金色が好き』なアジア圏のお客様も多くご来店されます。そのため、こういったお客様に喜んでいただきたかったということもありました」
わたしの記事に「インバウンド需要」なんて言葉が出てくるとは思いませんでしたが、まさかのがっちりビジネス色回答に、心の「なるほど~~~!」スイッチが止まりません。
“記録より記憶に残るラーメン”をコンセプトに
金箔トッピングを加えたときの、お客さんの反応は?
「金箔の量に驚かれるお客様が多いですね。頼まれた方の中には、他の食材にも金箔をかけてアレンジしたりと、いろいろな楽しみ方も生まれているようです」
そりゃまさか瓶一本まるまる来るとは思わないもんな!「ちょっと残して持って帰ってまた何かかけちゃおっ」っていう、そういう“しおらしさ”が私は好きです。金箔トッピングの売れ行きはどうですか?
「値段は決して安くないですが、当初の予想をはるかに上回る反響をいただいております」
なんと、金箔ラーメン結構売れているそうです。やはり人は輝くものに惹きつけられるのでしょうか。ずんどう屋は“一杯のラーメンから感動を与える”、“記録より記憶に残るラーメン”をコンセプトにしてきたそう。金箔にとどまらず、「びっくりするくらい記憶に残る、わくわくする商品を日々研究中」とのこと。なんともわたしのラヲタ心をくすぐるご回答。ずんどう屋から目が離せません。
ごちそうさまです!
<TEXT/麺すすり子>