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サンフレッチェ広島、ハタチの”絶対的守護神”・大迫敬介の存在感

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試合ごとに大きくなっていく存在感

サッカーボール

 シーズン開幕より6月まで先発出場を続け、代表からクラブに復帰すると7月31日の川崎フロンターレ戦で6節振りとなるスタメンに名を連ねた。3対2での勝利に貢献し、以降は現在まで再びレギュラーとしてゴールマウスに立っている。

 ここ2試合では無失点で試合を終える「クリーンシート」と、失点数18のリーグトップタイ(24節終了時)となる抜群の守備力の要としてさらに存在感を増してきている。

 また、スタメン復帰後、初の無失点で勝利を挙げた8月3日のコンサドーレ札幌戦の試合後には「(ボールに対し)自分らしく掴みに行くことが迷いなく出来てよかった」と、試合でのセービングを振り返っているほか、「連戦の中、この完封勝利はチームの自信にも繋がる」と、自らの強みを発揮できたことへの心境と、チームに対する手応えも感じていた。

 開幕からしばらくは、レギュラーとして活躍する中でも、どこか初々しさも感じられていたが、シーズン半ばを過ぎた現在はその若さとともに、限りない頼もしさが溢れている。「背番号38の守護神」大迫敬介はピッチ上の最後方に位置しながら躍動感を発揮し、チームを力強く牽引する。

<TEXT/佐藤文孝>

新潟県在住。Jリーグ、プロ野球、大相撲やサッカーW杯、オリンピックなど多くのスポーツの現場に足を運び、選手、競技から伝えられる感動を文章に綴っている

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