実は失礼な英語表現?「~してください」の丁寧な伝え方
「Please」が失礼な表現になる場合もある
「部屋を出てください」は相手に選択肢を与えていませんが、Please feel free to…….とすれば、部屋を出るか出ないかの選択肢を相手に与えています。そう言われても会議室に残る、という人はまずいないでしょう。
似た表現にYou are more than welcome to leave the room at this point.のような言い方もあります。More than welcome toは「ぜひ◯◯してください」の意味です。
もっとシンプルに、You can leave the room at this time.のように言っても、失礼にはなりません。前出の例ほどの丁寧さはないですが、Please leave the room.のようなニュアンスはありません。
Pleaseを付けると丁寧な表現になる、と英語の授業で教わりがちですが、実際には、Pleaseを付けても命令文は命令文です。Please leave the room.とか、Please get out of here.という表現が非常に失礼に当たるのはそのためです。
<TEXT/木内裕也>
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