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昇進する時が危ない!今の職場を見切るタイミング

学び

気づいたら、転職には手遅れの年齢に

松本利明

松本利明『「いつでも転職できる」を武器にする』(KADOKAWA)

 課長手前か、管理職に昇進(ただし部下ゼロ)という人が滞留ゾーンに設定されています。この滞留ゾーンまでは時間がかかっても昇進させていい人事運用をしています。なぜなら現場の仕事を回してくれる人が、必要なので、辞められたら困るからです。

 ゆっくり昇進するので、気づいたときには、たいした経験も積めず、気づいたときには転職するにはもう手遅れの年齢になっています。組織に飼い殺しにされてしまうのです。

 同期トップクラスの昇進であれば、不思議と昇進が決まるタイミングで他社から引き抜きの声がかかるものです。今のご時世、SNSや口コミで優秀なビジネスパーソンの情報は自然と広まってしまうからです。

 同期トップクラスでの昇進でない場合、嬉しい気持ちをおさえ、冷静かつ客観的に「ここにいるべき」かを考えましょう。

<TEXT/松本利明>

人事・戦略コンサルタント。外資系や日系の大手企業から中堅企業まで24年間、600社以上の人事や働き方改革に従事。『「稼げる男」と「稼げない男」の習慣』(明日香出版社)、『「ラクして速い」が一番すごい』(ダイヤモンド社)はベストセラー

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