俳優・早乙女太一が考える、プロフェッショナル「今の成功に甘んじない人」
苦手なものへの免疫がついて今ではバーベキューも
――もともとアウトドアは。
早乙女:全くでした。バーベキュー反対派だったので、なんでわざわざ暑いところに行って、熱いものを食べたくなるのか全く分からなかったんです。けれど、先ほどの話のように、苦手なものに触れていくうちに免疫がついてきて、これはこれで楽しむ方法を覚えたので、さらに楽しくするために料理もできるようになりたいなと思っています。
――面倒くさがりとのことですが、すごく意欲的かと。最後に、20代の社会人に向けて、ひと言をお願いします。
早乙女:こんなに貫けないし、まっすぐ生きられないし、壁にぶつかっていける強さってありえないんですけど、でも忘れたくないところでもあるんです。男の人は、こういう熱さに憧れがあると思います。
僕は割と冷めているほうだけれど、でもやっぱりどこかにそうした気持ちがある。本作を観て、1歩でもいいから前に向かうエネルギーを感じてもらえたらすごく嬉しいです。
<取材・文・撮影/望月ふみ>