生保レディ主催のセクシーパーティに参加したら…20代男子の恥ずかしい失敗とは
新社会人のなかには、初めてまとまったお金を手にし、「何に使おう」と、期待に胸を膨らませている人も多いでしょう。
中規模の製紙会社に勤める加藤祐貴さん(仮名・24歳)は、生来の人柄のよさが災いして、社会人になり立てのころ、お金に関するある失敗を経験しています。
友人の誘いで保険会社主催のパーティに参加
「学生時代の友人数名で飲んでいるとき、自社にかかってくるテレアポや飛び込み営業をどうやって断っているかという話題になりました。うちの会社では飛び込み営業を即断る風習があるので、当然営業マンの類は一切寄り付きませんが、友人A君の会社は比較的おおらかな対応をしているようでした」
なかでも加藤さんが興味を持ったのは生命保険の営業です。
「担当する生保レディが部署ごとに1人いて、例え契約者がいなくても、定期的に巡回して顔を繋ぐシステムがあるみたいなんです。例えばバレンタインなら、その部署の男性全員分の義理チョコを持ってきたリとか、即契約に結び付かなくても、保険で困ったときに相談できるような人間関係を構築することに重きを置いているようでした」
食い気味で話に相槌を打つ加藤さんに対して、A君は「保険会社主催の懇親会があるから行ってみたら?」と提案します。加藤さんも「食べ飲み放題無料で、いろいろな業種の人とも交流できるようなので、面白そうだな」と思い、行ってみることにしたそうです。
生保レディがお酌してくれる“非日常感”に……
後日、仕事帰りに懇親会に向かうと、会場はチェーン風の焼肉店。もちろん貸切で、次から次へと入る注文を配膳しているのが、保険会社の男性社員でした。そして、まるでコンパニオンのような衣装を身にまとった生保レディが、キャバクラのように男性の隣に着座し、お酌していたそうです。
「時代錯誤も甚だしい気がしますが、どうやら会社の強制というわけではなくて、彼女たちは各々の判断でその場にいるようでした。つまりそこまでして契約がほしいということですよね」
普段は明るい時間にしか顔を合わせない相手が“接待”してくれる非日常感が影響したのか、急ピッチでグラスを空け、悪酔いするゲストも少なくなかったようです。
「国民を守る系の公務員が半裸になって大騒ぎしていましたね。あと感じが悪かったのは、某上場企業の若手社員。学歴や年収をひけらかして、お寒い空気になっていました」