20代「わたし、定時で帰ります。」派の言い分。帰るコツ、人間関係は…
定時退社のカギは“タスク管理”
そんな真寿美さんも、「前職では残業が多かった」と言います。
「1年ほど前まで勤めていた製造業では、始業時間が早い上にサービス残業もあり、それが理由で転職を決めました。その経験から、定時退社の意識が高まったと思います」
そして、定時退社のために心がけているのは効率なのだとか。
「私は、特にタスク管理を明確にしています。通常業務を素早くすることは大前提ですが、追加業務が分かった時点で、優先順位を決めて取り組みます。食品を扱う現場ではメモができないので、整理するのは頭の中だけです。
私の職場では、人により仕事量が偏っているという問題もありますが、残業の多い人は“どうせ残業になるから”とダラダラしていることが多いです。やはり、一番効率の良いやり方を考えることは大事だと思いますね」
残業なし企業で勤めるハイスペ女子は?
2人目は、社を挙げて定時退社を推進する企業に勤める葵さん(仮名・27歳・年収350万円)。広報やイベントの仕切りを担当しているとのこと。広報と聞くと多忙なイメージがありますが、どのように仕事を切り上げているのでしょう?
「会社が残業させない方針なので、私の職場も基本、みんな毎日定時で帰っています。定時で帰るコツは、時間制限のある仕事と、まだ時間が残っている仕事などを分け、タスク管理をきっちりすることだと思います」
と、葵さんも仕事の順序を決め、効率良く働くことを重視しているよう。さらに、残業に関して鋭い意見もいただきました。
「個人的に、繁忙期を除いて意味もなく会社にいる必要性は、はっきり言って感じていません。残業が避けられない業種もあると思いますが、なるべく残業をしないように就業時間内の工夫をしたほうが効率的だと思います」