施工不良のレオパレス21、社長退任へ。若手社員の声から見えてくる実情
年収への満足度は低め? 口コミから見えてくる実情
実際に働いている人の声をみてみよう。年間2000万人が訪れる企業の口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」ユーザーの情報から、まずは報酬についての口コミを紹介したい。なお、いずれの口コミも今回の問題が発覚する前に書かれたものである。
「報酬については、業界の中では少ないほうかと思います。賞与は大変少なく、基本はインセンティブで稼ぐ会社です。よって、数字が出ないと収入は厳しいかもしれません。また、リーマンショック以降、インセンティブの割合が少なくなっており、また今日も、その達成ラインのハードルが厳しくなっているようです」(法人営業/20代後半男性/正社員/年収450万円/2015年度に関する口コミ)
先ほど平均年収は552万円と紹介したが、実際に働いていた人の満足度は低いようだ。思うような営業成果を出せない場合、もらえる金額が平均年収よりも少なくなるということは珍しくないのだろう。
また、リーマンショックの影響が指摘されているように、近年は成果を出しにくい環境となっているようだ。
退職した社員の悲痛な声
続いて、退職理由について言及した口コミを紹介する。
「建築営業の限界でした。新規での受注はかなり厳しく、競合してほぼ勝てません。勝てる要素がひとつもないイメージでした。新規受注の解約率も高く、もう打つ手がない状況でキブアップしました」(不動産専門職/30代前半男性/正社員/年収450万円/2017年度に関する口コミ)
最初に紹介したの口コミは2015年、こちらが2017年の口コミ。会社の状況が深刻化しているような印象を受ける。一方、労働時間についてはポジティブな意見も。
「残業に対してとても厳しくなっているため、遅くとも夜8時には帰れるようになっている。平均して1か月1人あたり平均10時間ほど。休日出勤も必要ならある程度で、1か月に2日以上はしてはいけないと決められている。もしあったとしても休日出勤手当がでるので、給料の為に、あえて休日出勤する人がいる」(法人営業/20代後半女性/正社員/年収470万円/2017年度に関する口コミ)
社長交代を機に、一連の騒動で悪化したイメージの払拭に向かうことができるのか。今後の動きに注目したい。
<TEXT/菅谷圭祐 データ/キャリコネ(運営:グローバルウェイ)>