ひろゆきが語る、“ネオむぎ茶事件”驚きの事実「警察はIPアドレスを確認してない」
「2ちゃんねる」の創設後、「ニコニコ動画」を開始、そして現在は英語圏の画像掲示板群「4chan」の管理人を務める、“ひろゆき”こと西村博之氏。
日本のネット史を語る上で欠かせない彼が、先日上梓したのが『自分は自分、バカはバカ。 他人に振り回されない一人勝ちメンタル術』(SBクリエイティブ)だ。
いまやビジネス本で数多くのベストセラーを生み出す、彼が考えるサラリーマンの理想的な働き方とは? 今回、日本に一時帰国中のひろゆき氏に、元号が平成から令和になったまさにその日にインタビューを実施した。
平成から令和「改元の瞬間は寝ていた」
――お忙しいところ、ありがとうございます。今回の帰国の目的は?
ひろゆき:ニコニコ超会議のために帰国していて、すでにイベントは終わってるんですけど、GW中に日本から海外に出る便って超高いんですよ。なのでGW中は日本にいることにして、わりと暇なので取材受けてます(笑)。
――改元の瞬間はどう過ごされました?
ひろゆき:家で寝てました(笑)。日本のテレビとかほとんど見てないので、そういうイベントごとがあること自体を知らなかった。昼に起きたら元号が変わってて、なんかいろいろ起きてたんだ。へー。みたいな。
――本書を出版されて、当然、印税収入もあるかと思いますが、現在のひろゆきさんの主な収入って何なのでしょうか?
ひろゆき:未来検索ブラジルという会社の役員としての報酬だったり、「4chan」(※英語圏を対象とした掲示板群)の収益とか、そのオーナーの一人として給料みたいな形で報酬をもらってるのと、運営会社の資産の一部が僕のものという認識です。
――儲かってますか?
ひろゆき:一応、なんとか(笑)。
「4chan」運営陣を黙らせたひろゆきの一言
――海外の掲示板といえば、4chan以外に「Reddit(レディット)」などもあります。どう棲み分けてますか?
ひろゆき:「レディット」はアカウントがないと使えないので、アカウントなしで参加できるコミュニティで大型のやつとなると、そう多くはないんですよ。4chanのユーザー比率を見てると「ヨーロッパの人でも割と英語使うんだな」って思いますね。
――4chan運営で苦労することってあります?
ひろゆき:もともと4chanを作った人が「もうやりたくない」と言ってたのを「じゃあ、僕がやるよ」と引き継いだので、ユーザーからすると最初「お前誰だよ」ってなるんですけど。
そこで、「いや、今、君らが使ってるシステムを考えたのは俺だよ。どうして4chanがこういう仕様なのかというと、それは俺が考えたシステムをパクってるからだよ」と説明したら割とおとなしくなった(笑)。いま、やって3年目くらいですね。
――4chan管理人として、海外メディアの取材を受けることってありますか?
ひろゆき:対面取材を受けたことはまだないですね。「(対面取材は)受けないほうがいい」っていうアドバイスに従ってます。メールの取材とかなら受けてますけど。