「上司の評価を気にしていてはダメ」元博報堂社員が教える“稼ぐ人”の思考法
「すべての創作は模倣から始まる」という言葉通り、稼ぎたければ「すでに稼いでいる人」をトレースすることが重要だ。明日の成功を勝ち取るために、まずは旬な成功者たちの金言に耳を傾けてみよう。
ヒットは誰も覚えてくれない。ホームランを狙え
設立2年足らずの間に松竹の「京都ミライマツリ2019」や三井不動産の「ワークスタイリングオフィス」、メルカリの「新聞折り込みチラシ」など、名だたる大手企業の広告やプロジェクトを手掛ける注目企業「The Breakthrough Company GO」。博報堂を経て同社を立ち上げた三浦崇宏氏(35)は、会社員時代の年収の数倍を稼ぎ出しているという。
「『稼ぐ』ってことにフォーカスする限り、上司の評価を気にしていてはダメだと思います。いくら評価を上げても、もらえるお金なんて微差の範囲。サラリーマンほど、“評価を犠牲にしても成果を出す”というマインドに変えたほうが、結果的に儲かると思います」
また、「会社員は評価を大事にして、フリーや独立組は成果を大事にする」という、従来の考え方を真逆にすることが大切だと語る。
「評価がどれだけ下がろうが、よほどのことがない限りクビにはならないし、上司って人事異動で代わりますからね。自分が会社員の時は、ホームランしか狙っていませんでした。どれだけヒットを打っても、周りは覚えていません。カンヌ広告祭で賞を取った年は、ほかに大して仕事していなかったのに、同期で一番評価が高かったですからね。
会社員でクビにならないうちに、大ホームランを打って、独立するという選択肢を自分の中で持っておくべき。僕が今こうやって商売できているのは、これまでの賞で取ったトロフィーのおかげも多少はあります」
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