日本人富豪トップ5は20代のとき何してた?孫正義、三木谷浩史の意外な過去
第1位:柳井正(ファーストリテイリング)
■資産額 2兆7670億円
「ユニクロ」で知られるファーストリテイリングの創業者で、代表取締役会長兼社長の柳井正氏(70)。若い頃から起業家精神に溢れていたのかと思いきや、早稲田大学在学中は麻雀三昧。卒業後は就活がうまくいかず無職でブラブラと過ごし、親の勧めで就職した「ジャスコ」(現イオン)も、わずか9か月で辞めてしまったといいます。
そして24歳で父が家業として営んでいた紳士服店に入社しました。当時、柳井氏は会社の経営について「いろいろと言いすぎた」そうで、7人いた男性従業員のうち1人を残して、6人が辞めてしまいます。しかしそれが最大の転機になったそうです。
「それまで、経営者なんて無理だと思ってた。でも、全部自分でやらなきゃいけなくなったんです。今、考えれば、食わず嫌いだったね。失敗も多いけど、やればできることが分かった」(「日経電子版」2018年1月18日)
やらざるを得ない状況に追い込まれたことが、眠っていた才能に火を点けたんですね。20代で挫折を経験した人も、順風満帆な成功体験を積み重ねていた人も、経験から学んだことを十二分に生かして成功しています。
そして、こうして見ると、みなさんピンチをチャンスに変える発想力を持っているようです。悔いのない20代を過ごすために、参考にしてみてはいかがでしょうか?
<TEXT/都田ミツコ>