お米はいつまで美味しく食べられる?五つ星マイスターが指南
新年度が始まったこの時期、部屋の整理整頓と一緒に、古くなった身の回りのモノを新調する人も多いだろう。しかし、身近にあるモノのなかには「いつまで使っていいのかわからないモノ」も多いのではないだろうか?
そこで今回、そんな身の回りのモノの“買い替えどき”を、専門家たちに指南してもらった!
白米をいちばん旨く食べられる時期とは?
品種改良と栽培技術の進化で、年々おいしさを増す日本の米。平成30年度も福井県産「いちほまれ」など3品種が最高評価・特Aを獲得している。
カビや虫が湧かない限り、お米なんていつ食べても同じ――そう思う人も多いだろう。玄米を精米したあとの白米に、おいしさの賞味期限はあるのか。米穀店「スズノブ」代表取締役で、五ツ星お米マイスターの西島豊造氏に聞いてみた。
「『古米』『古古米』という言葉もあるように、カビなどが生えていなければ、お米自体は食べることはできます」
ただし、精米から時間のたった米は、おいしさに疑問が残るという。ちなみに農産物には法律上、賞味期限表示の義務はないが、スーパーなどで販売している白米はパッケージに精米日が印字されているものも多い。では、米がおいしいのは、精米してからいつまでなのか?
「昔は温度が一定に保てる冷暗所で、冬なら1か月から1か月半ほど、夏なら2週間程度が目安でした。しかし、現在はエアコンの普及で一年中、家の中の温度が同じという家庭も多い。室内で常温保存するなら1週間~10日程度で食べ切りましょう」
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