余った経費は懐に入れてもOK?出張で「年40万円も得する」裏ワザ
新幹線ならJR東海の「EX予約」がお得
でも、乗車する時間帯によっては利用不可で、急に決まった出張の場合も購入はできません。そんな時はどうすればいいのか?
「同じサイトで購入できる『EX予約サービス』は、金券ショップで買うよりも安いのでオススメです。出発4分前まで申し込みができ、新大阪は1万3370円と往復で2160円お得です。あと、ホテルは東横インなど安いビジネスホテルチェーンの会員カードを作っておき、会員割引が適用されるホテルの公式サイトから申し込みます。
これなら当日に決まった出張でも大阪なら3万3000円前後に抑えられます。出張パックよりは若干高くつきますが、旅費規程が5万円のため、現地で飲み食いしても1万円以上は余裕で残すことができます」
また、福岡や札幌など移動手段が飛行機ほぼ一択の場所は、パックのほうが安い傾向が強いため、そのまま買ってしまうことが多いとか。
実費精算の会社は“クオカード付き宿泊プラン”を利用
「ウチは遅延や欠航の多いLCCの利用はNGなのですが、スカイマークならOK。運賃も出張パックもJALやANAより安いため、私はいつも利用しています。ただ、マイルを貯めたい同僚はJALやANAに乗っており、急な出張の場合は金券ショップで運賃が半額になる株主優待券を1区間分5000円ほどで買ったりしていますね」
では、出張の経費が旅費規程ではなく実費精算の場合はどうすればいいのでしょうか?
「前に勤めていた会社が実費精算だったんですけど、そのときは“クオカード付きの宿泊プラン”があるビジネスホテルを利用していました。経費で認められるのは1泊9000円までだったので、本当の宿泊料は6000円なのに、3000円分のクオカードがもらえるところを『Yahoo!トラベル』や『楽天トラベル』などで探したり、親しい同僚と情報を共有していました。コンビニで使えるし、金券ショップに売って現金化もできるので本当にありがたかったですね」
決められたルールの中で経費を少しでも懐に入れようと、さまざまな方法で工夫するサラリーマンたち。ぜひ出張の際の参考にしてはいかがでしょうか。
<TEXT/トシタカマサ イラスト/小池祐子(@ikeko322)>