余った経費は懐に入れてもOK?出張で「年40万円も得する」裏ワザ
頻度の差こそありますが、サラリーマンなら出張に行くこともあるはず。
ちなみに出張にかかる交通費やホテル代は、実費精算の会社もありますが、社内の旅費規程で「関西方面の日帰りなら○万円」といった具合に決めてあるケースも少なくありません。
余っても返す必要がないため、できれば1円でも安く抑えたいと思うのが本音でしょう。実際、都心の金券ショップでは、新幹線の切符を買い求めるサラリーマンたちをよく目にします。
出張費の節約を重ね…1年で約40万円が出張手当に
「私も以前は金券ショップを利用していましたが、さらに安く抑えられる別の割引切符を購入しています」
そう話すのは、都内の繊維メーカーに勤務する納見憲和さん(仮名・32歳)。毎月1~2回の出張があり、社内の旅費規程では大阪1泊は5万円、福岡や札幌は10万円と定められているそうですが、昨年1年間で40万円近い経費を残すことに成功したとか。
「泊りの出張であれば、往復の移動とホテル1泊分がセットになった『出張パック』の相場より安く買える方法があるかを探します。ですが大阪で新幹線利用のプランだと1泊で約3万円とそれほど安くありません。プラン自体は2万円前後からありますが、のぞみ号利用は別料金だったり、朝出発や夕方以降の戻りだと高い追加料金が発生するんです」
東京から新大阪まで3000円以上お得に
それでも東京~新大阪の新幹線のぞみ号指定席の片道正規料金は、大人1名1万4450円。3万円の出張パックでお得感はあると思いますが……。
「でも、JR東海の『EX予約』(※要会員登録)のサイトから申し込んだ場合、出発21日前までの予約が必要ですが『EX早得21』なら新大阪までのぞみ号の片道指定席が1万1000円で買えます。
行きは東京駅6時台発、戻りは11~15時台発限定との制約はありますけど、正規料金より6900円も安い。別途予約するビジネスホテルの宿泊料次第では3万円以下に抑えることが可能です。実際、EX早得21を利用したいがために、出張先の訪問スケジュールをよく調整しています(笑)」