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スタートアップ企業への転職の年収相場が急上昇!面接で聞いたらNGな質問は?

学び

スタートアップ転職の注意点は?

――スタートアップ転職で気をつけるべきポイントはあるか?

佐原:スタートアップは制度もマニュアル化もままならず、大手やしっかりした教育体制のある会社からの転職では、「こんなことも整備されてないのか?」と思うところが多々ある前提で転職したほうが良い。

 スピード感もあるので、朝令暮改は当たり前、ルールの中で仕事をするのではなく、ルールをつくるような仕事のスタイル。それが合わないなら、そもそもスタートアップを志すべきではない。

 まずは自身の指向性、ワークスタイルがスタートアップで通用するか、フィットするかは冷静に考えたほうが良いと思います。

面接官に好印象を与えられる質問は?

面接イメージ

――面接で「何か聞きたいことがありますか?」と聞かれたら、どういうことを聞くとよいのか?

佐原:スタートアップは資金調達にせよ、採用にせよ、“まだ現実にはない大きな果実”をつくるために人を採用するので、未来志向の話をし、そこに共感できるかどうか、一緒にやっていきたいかどうかを本人も考えるべき。

 その可能性によっては、目先の給与額よりもSO(ストック・オプション)や、将来的に成長した際に得られるベネフィットも考慮して転職先を考えたほうが良い。そういった展望などを聞くと、自身の納得感も増し、面接官にも好印象を与えられるのではないかと思う。

――面接時にNGな質問はありますか?

佐原:基本的には、「何も決まっていない」「ないものをつくる」という前提でジョインするため、「福利厚生やしっかりした制度、教育体制がないと不安」と匂わすような質問はしないほうが良いでしょう。もちろん、質問の仕方にもよると思いますが。

<取材・文/シルバー井荻>

平成生まれの編集者・ライターです。赤羽と阿佐ヶ谷に出没します。ビジネスサイトの編集長もやってました。

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