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ハリネズミカフェの副業で月500万円稼ぐ男「きっかけはシェアハウスで」

コラム

コツは「周りと分業/兼業していくこと」

――副業だと、本業との両立やタイムマネジメントが課題になってくると思うのですがそのあたりはどうしていますか?

清水:週末をいかにストレスなく使うかが大事になってくると思います。本業がお休みの週末に、副業の業務を詰め込みすぎると疲弊してしまいます。

 だから僕は、企業からコンサルティング案件を受ける副業をしていた際も、シェアハウスの住民や本業で知り合った仕事仲間に、業務を一部お願いしていました。ちくちくCAFEは、シェアハウスに建築系の人がいたので、その方に内装を依頼しています。一人で抱え込まず、周りと分業/兼業していくことがコツですね。

 あとは、年末年始や夏休みなどに集中して時間をとってサービスを立ち上げたりします。自分のペースで進められるので、副業ならではの働き方ですよね。

未経験の事業を体験するとビジネスの幅が広がる

ハリネズミ

「ちくちくCAFE」のドールハウスに暮らすハリネズミたち

――このハリネズミカフェのお仕事は本業にどういった影響を与えていますか?

清水:シンプルに、今まで自分のやったことのない事業を体験するとビジネスの幅が広がります。あとは、本業で会う方に覚えてもらいやすいのもうれしいですね。

 IT企業を経営している人は星の数ほどいるけれど、副業でハリネズミカフェを経営している人ってなかなかいないと思うんです。「ハリネズミカフェの人」みたいな感じで覚えてもらえたら、本業・副業関わらず、仕事の相談や依頼がくるようになりました。

――副業をするうえで課題はありますか?

清水:事業を拡大していく時に手が回らなくなるだろうなとは懸念しています。勝ちパターンを分析して、わかるようになったら店舗を増やしたり、ほかの動物のカフェもやってみたいんですけどね。ブタカフェとか(笑)。

 ただ、本業の場合は利益成長率などをシビアに見て目標管理もしていかないといけないですけど、ハリネズミカフェはあくまで副業。目標も持たないし、スタッフにはよいお店にしようとしか言ってない、無理をしない程度に経営しています。

初期費用は1000万円! 月の売り上げは…?

――開店資金はいくらぐらいでしたか?

清水:保証金や敷金などを除いて1000万円ほどですね。

――1000万円!!!

清水:でも、ほかに共同経営者が2人いるので、僕個人での出資は600万円くらい。共同でお金を出せば、一人あたりの負担が多くないので、サラリーマンの方でも手は出しやすいんじゃないかなと思います。

――なるほど。ハリネズミカフェの収入は、ぶっちゃけどれくらいですか?

清水:2月は500万円ぐらいですね。

――めっちゃ儲かってる!!!!

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