取引先に謝罪に行ったら土下座させられた…元ヤン経営者の態度が許せない
業務や自社製品などすべてコンピューター上で管理するイマドキの企業にとってシステムの不具合は一大事。
いくら気を付けていてもトラブルが起こる可能性はあり、なかには関係各所に頭を下げて回ったなんて経験を持つ人もいるはずです。
中小の工務店向けに資材などを卸している建材メーカー社員の浜本淳平さん(仮名・33歳)も会社の注文サイトのダウンというトラブルに遭遇。復旧までに2日かかり、営業担当だったことから取引先にひたすら謝罪して回ったといいます。
発注システムにバグ。納品が遅れて、取引先を謝罪行脚
「当時、入社2年目の新人だったんですが、工務店にとって資材が届かないことは工期の遅れに直結します。しかも、ガテン系ですから普段は優しくても怒ると怖いんです。
それでも誠心誠意お詫びをしたことで、なんとか許していただきました。しかし、担当するクライアントのうち、1社だけ社長さんが激怒していて、『どう責任取るつもりだ!』っていきなり胸ぐらを掴まれたんです」
工務店の社員が止めに入り、殴られることはなかったですが、怒りが冷めやらぬ社長は浜本さんに土下座を強要します。
「冷静に考えればそこまでする必要はなかったと思います。けど、そのときはなんとか場を収めたいとの一心で土下座してしまったんです。社長は『えっ、本当にやっちゃうんだ』って半笑いで私のことを見下ろしていましたけど、あのとき悔しさは今でも忘れることができません」
土下座強要に怒り、取引先に乗り込む上司
しかも、そこは建設現場。前日まで雨が降っていたこともあって、就職祝いに母親から買ってもらったお気に入りのスーツも泥だらけです。
「そんな格好ですからみんな驚いていて、特に主任のKさんは『何があった!?』と心配した様子で駆け寄ってきました。それで事情を話すと、今まで見たことがないほど怖い顔をしていました。自分のためにそこまで怒ってくれるなんて思っていなかったので、すごく嬉しかったですね」
ちなみにK主任は転職と新卒採用の違いはありますが、ほぼ同じタイミングでの入社。ともに営業部だったこともあり、公私にわたって面倒を見てもらっていたそうです。でも、このときのK主任が取った行動はまったくの予想外だったとか。
「翌日、その工務店の事務所にKさんと一緒に乗り込むことになったんです。社長は上司を連れて再度謝罪に来たと思ったようで、目の前でタバコを吹かすなど完全に舐めた態度を取っていました」
注文システムのダウンを改めてお詫びしたうえで、「土下座の強要はやりすぎでは?」と前日の社長の態度について尋ねるK主任。そのうえでこの工務店からの発注はまだ入ってなかったこと、直接的な被害がなかったことを指摘します。