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200万円の腕時計をレンタルで身につけ、何人に気づかれるか実験した結果

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【レンタル初日】高級腕時計の重厚感を体験!

 というわけで、早速、ウブロをレンタル。腕に巻いてみると……うーん、やはり高級腕時計ならではの重厚感と、ブラックセラミック素材を使用した見た目が、“仕事できそうな感じ”をぐっと与えてくれる。

 周囲の人に自慢したくなる気持ちをぐっと抑えて、まずは誰が気づいてくれるか。何気なく編集部をウロウロしてみる。たまたま同世代の編集がいたので、声をかけてみる。いま、忙しい?

腕時計

編集K

編集者K(29)「ん、どうした?……え、用がないなら声かけないでよ!」

 腕時計に気づいてほしかっただけなのに怒られてしまった。その後も1人、2人、3人……こちらから話題をふって、他愛のない会話をしても誰ひとりとして、200万円の腕時計に気づく者はいない。

 ここまで物を見る目がなくてコイツら大丈夫か……。いや、自分が思っているほど、みんな他人の腕時計に興味ないのかもしれない。若干の不安をいだきつつ、初日が終わった。

【レンタル2日目】誰か気づいてもらえるのか…?

 次の日は朝から取材や打ち合わせなどで、何人もの人たちと顔を合わせた。しかし、驚くほど気づかれない。アジア各国を股にかける某企業(資本金数億円)経営者と会食しても何も言われなかったぞ。

 ひょっとして、こんな若造が高級腕時計をしていると誰も思わず気を遣って触れてこないのかも。怖くなったので、ここで奥の手を使うことに。社内でも「時計好き」で名が通っている先輩O(39)に、“ファッションチェック”を頼んだ。

腕時計

高級腕時計に興味津々の編集Oさん

シルバー「先輩、今日の僕の格好。いつもとどこか違いませんか?」

先輩O「えっ、なんだよ急に。気持ち悪いなぁ」

シルバー「いいから、ちょっと見て……」

先輩O「あれ、それ、ウブロ? どうしたの借金して買ったの?」

 さすがは時計好きナイスミディ。すぐに存在に気づいてくれた(借金したのくだりは余計だが……)。今回の企画の趣旨について説明すると、「ちゃんとした腕時計を選ぶのは正しいよ。毎朝、気が引き締まるし、自信になる」と理想的な回答。

 ただし、「あきらかに高級腕時計だとわかるものを身につけるのは注意が必要」という。

「商談の場で、営業にやって来た人間が年下なのにロレックスしてたら印象悪いだろ。だからあまり高すぎるのは営業マンにはおすすめできない。どうしてもほしいなら、セイコーのグランドセイコーがいいよ。100万円近くするけど、国産だしマニアでないと気づかれない」

 なるほど、覚えておいて損はなさそうだ。

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