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「お噂はかねがね伺っています」を英語で表現すると?

コラム
挨拶

※画像はイメージ(以下同じ)

 初めて会った人でも、その人についての噂は聞いたことがある、ということは珍しくありません。

「お噂はかねがね伺っています」という表現は日本語でも使われます。英語でも同じような定型表現があります。

A.「I’ve heard a lot of great things~」

 それが、I’ve heard a lot of great things about you.です。

 日本語とは少し違って、「あなたについての良いことをいろいろ聞いています」が直訳。日本語の「お噂はかねがね」に暗に含まれているメッセージが、英語ではGreat thingsという形で明確にされています。

 実際には格段良いことばかり聞いているわけではないかもしれませんが、A lot of great thingsというのは、ある意味の礼儀。しかし、I’ve heard a lot about you.という表現もよく耳にします。Great thingsと言わないからといって、悪い噂ばかりというわけではありません。

 しかし、そんなときには、Only good things, I hope.「良いことだけだといいですが」とか、I hope it is not bad.「悪いことではないといいですが」などと答えるのも、これまた礼儀です。

英語でもお世辞を言うことはある!

「英語はお世辞がない」とか、「英語ではすべてをストレートに表現する」などとよく言われますが、実際にはこんな暗黙の了解もあるのです。

 逆に、

I’ve heard a lot about you.

 と言われて、お決まりのI hope it is all good.と答えないと、そこでコミュニケーションがストップしてしまいます。Thank you.とだけ答えると、少し拍子抜けの感じがします。

「I’ve heard a lot about you.」
「I hope it’s all good.」
「Of course, it is.」

 と、会話を続けるのが、ある意味で当たり前とされています。

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